■ 電源制御ループ応答解析 (ボード線図機能)
電源設計において、安定性は非常に重要な指標です。一般的には安定性測定には特殊な周波数特性解析器が必要ですが、非常に高価です。シグレントは手頃な価格のソリューションを提供しています。オシロスコープからUSB波形発生器またはスタンドアロンのシグレント波形発生器を制御し、DUTの振幅と位相の周波数応答をスキャンし、そのデータをボード線図として表示することが可能です。これにより、アプリケーションによっては高価な測定器を代替できます。
■ データ解析処理の革命
28Mのサンプリングポイント全てに対し高速測定・演算を行い、解析時の歪みを最小限に抑えます。
ハードウェアコプロセッサによる高速データ処理
1 Mpts FFT演算
ズーム、ゲート、演算測定、統計処理をサポート
38種類のパラメータの自動測定機能をサポート
■ 長いメモリ長と速い波形キャプチャレート
高感度・低ジッタのデジタルトリガシステム
256段階の輝度諧調表示、カラーグレード表示
最大400,000 wfm/s(シーケンスモード)の波形キャプチャレートで、過渡現象や低頻度の事象を容易に捕捉
最大28 Mptsのメモリ長で、高速サンプルレートのままでも長時間・高分解能の捕捉が可能
■ シリアルデコード機能を標準搭載
SDS2000X-Eには、I2C、SPI、UART、CAN、LINシリアルデコード機能に標準で対応しています。
波形とデータを同時に表示することができ、詳細なデコード情報はリスト形式で表示されます。また、データの保存とエクスポートにも対応しています。
■ 強力なデバッグ・解析機能
サーチ&ナビゲート機能により目的の波形イベントを素早く検出
ロジックアナライザを統合したミックスドシグナル解析ツール
ヒストリモードやシーケンスモードを使用して波形の異常を素早く捕捉
ハードウェアベースのパス/フェイル判定モードで信号を長時間監視
■ Webコントロール機能
Webサーバを内蔵しているため、ドライバやPCソフトをインストールする必要はありません。ブラウザから機器の制御や波形の観測、測定結果の取得といった操作を遠隔で行うことができます。ブラウザでの表示は、通常のウェブレイアウトとモバイルレイアウトの両方に対応しており、携帯端末からでも簡単に操作することが可能です。
■
仕様
帯域幅 |
100 MHz 、200 MHz 、350 MHz |
サンプリングレート(最大) |
2 GSa/s |
チャンネル数 |
2 + EXT |
メモリ長 |
14 Mpts/ch(非インターリーブモード) |
28 Mpts/ch(インターリーブモード) |
波形キャプチャレート(最大) |
400,000 wfm/s(シーケンスモード) |
トリガタイプ |
エッジ、スロープ、パルス幅、ウィンドウ、ラント、インターバル、ドロップアウト、パターン、ビデオ |
シリアルトリガ&デコード(標準機能) |
I2C、SPI、UART、CAN、LIN |
USB任意信号発生器(オプション) |
1チャンネル、25 MHz、サンプリングレート 125 MHz、波形長 16 kpts |
16デジタルチャンネル |
最大波形キャプチャレート 1 GSa/s、最大メモリ長 14 Mpts/ch |
ボード線図(標準機能) |
開始周波数 10 Hz、最小帯域幅 500 Hz、最大帯域幅 120 MHz(オシロスコープと任意信号発生器の帯域幅による)、最大周波数スキャン点数 500 pts |
USB Wi-Fiアダプタ(オプション) |
802.11b/g/n, WPA-PSK, SIGLENT提供のアダプタのみ動作を保証 |
インターフェース |
USBホスト、USBデバイス、LAN、合否判定、トリガ出力、10 MHz入力、10 MHz出力、VGA出力 |
プローブ(標準付属品) |
SDS2202X-E:PP215受動プローブ 2本 SDS2352X-E:SP2035受動プローブ 2本 |
ディスプレイ |
7インチTFT液晶(800×480ピクセル) |
重量 |
パッケージ無し 2.6 kg、パッケージ有り 3.8 kg |